スパイス物語―大航海からカレーまで |井上 宏生
スパイス物語―大航海からカレーまで
井上 宏生
集英社 刊
発売日 2002-08
スパイスの歴史に興味ある人へ 2003-07-23
ナツメグ、シナモン、胡椒……東南アジアのスパイスは、太古からヨーロッパの人々が渇望した貴重品だった。時は移り、マルコ・ポーロが『東方見聞録』を記し、航海王エンリケが新航路へ船を送り出す。ついに彼らは自分たちでスパイスを手に入れるため東へ向かい出した。冒険者は各国の運命を背負い、宝の眠る島へ出帆していく…。 大航海時代とスパイスをめぐる歴史は、世界史の教科書などで勉強するが、さらに詳しく知りたい方は、この本がオススメ。 著者は資料収集などを綿密にしているようで、事細かにスパイスをめぐる各国の争いを描き出している。同じ著者の『日本人はカレーライスがなぜ好きなのか』は、やや他書の二番煎じ的なところもあったが、本書はスパイスの歴史を知るために「最初に読むべき本」だと言えよう。 読んだあとにスパイスがたくさん入ったカレーなどを食べれば、カレーの味もいっそう深くなるだろう。
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