カレーライスの誕生 |小菅 桂子
カレーライスの誕生
小菅 桂子
講談社 刊
発売日 2002-06
カレーライス三種の神器 2004-04-15
アジア各国やアメリカ・ヨーロッパと
いろいろなところでカレーライスを食べてはきたが
肉+ジャガイモ+ニンジン+玉ねぎという具と
とろみのあるルーの組み合わせは
日本独特のものだと感じてはいた。本書は本場のカレー料理ではなく、如何にその純和製の
「カレーライス」スタイルが出来上がってきたか、
を中心に歴史を追った解説書である。カレーライスが日本の食卓に
大きなウエイトを占めていく過程は
急激な西洋化・近代化・省力化の流れとも一致する。
この流れは現在まで続いており
いわゆるレトルトカレーを生み出すに至っている。日本のカレーを食べたインド人が
「この美味しい料理の名はなんというのか?」
と聞いたというエピソードからも日本の近代化スタイルが独特のものであったという
一つの証拠であろう
ジャパニーズカレー開発の挑戦者たち 2003-07-23
文明開化とともに西洋料理として日本に入ってきたカレー。
近代化という歩みとともに日本のカレーは、カレーパン・カレーうどん・ドライカレー・レトルトカレーなどのニューオリジナルスタイルをつくっていく。これら食べ物の発明の裏側には、人々の試行錯誤があった。 ジャパニーズカレーの歴史を記した本は何冊かあるけれど、この本でとりわけ魅力的なのは、日本独自のカレー加工品(カレーうどんやカレーパンなど)を発明した人物たちのドラマが生き生きと描かれているところだ。 冷静に考えてみると、カレーうどんやカレーパンなど「定番」の仲間入りを果たすような、カレー加工品が最近なかなか出てこない(スーパーやコンビニで、カレー加工品は意外なほど見あたらないものだ)。それだ!け、いま定番となっているカレー製品は、開発の工夫と努力があってこそのものなんだろう。 黎明期から現代に至るまで、ジャパニーズカレーの歴史がこの本には詰まっている。
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