カレー、醤油 |NHK取材班
カレー、醤油
NHK取材班
日本放送出版協会 刊
発売日 1990-06
世界の万能調味料! 2003-11-04
1970年代、私は父の仕事の関係でドイツ(当時は西ドイツ)に住んでいた。ある年の冬、両親と南ドイツの本当に辺鄙な町へスキーをしに行ったことがある。町の小さなスーパーマーケットに入った時、私は調味料の棚に、その店唯一つの日本製品を見つけた。 それは醤油の小瓶であった。日本人などほとんど来ない町であるため、ドイツ人のために置かれていたものに相違はない。その時、子供心に醤油は世界で通用する日本製品なのだと実感した記憶がある。 本書の後半はその醤油にスポットが当てられている。東アジアの醤油(穀醤)、東南アジアの魚醤が各国毎に写真付きで整理されている。文字だけではない、ビジュアルで「調味料」を楽しめる良書である。
インド研究者夫妻による「カレーとは何か」が秀逸 2003-07-23
『NHKスペシャル 人間は何を食べてきたか』の番組スタッフが、アジア各地での現地取材のこぼれ話などを綴っている。前半はカレー、後半は醤油がテーマ。
本場インドでのカレーの作り方、食べ方の多種多様さが伺える。 なかでも、インドに滞在していた研究者、辛島昇・貴子夫妻による寄稿「カレーとは何か」は秀逸。文章がとてもリズミカルで心地よく、読みはじめてすぐカレーのルーツ探しへと引き込まれた。
それにしてもさすがは天下のNHK。取材力がちがう!
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